専門性とは言語である

よく世の中で専門性を身につけろということが言われます。

では専門性とはなんなのでしょうか?

 

僕は専門性とは言語であると考えています。

 

 

言語の役割は

①物事を認知する

②思考する

③他者と意思疎通をする

という3つがあると考えています。

 

例を挙げます。

りんごが机から落ちそうであることを友人に伝えます。

その現象の認知は「りんご」「机」「落ちる」という言語によって行われます。

そしてりんごが机の端にあるという状況から落ちそうであると推測します。

次にその状況を友人に伝えるために「りんごが落ちそう」という言葉によって友人に伝えます。

 

このように言語は先に挙げた3つの役割を果たしています。

 

 

次に専門性を用いる例を出します。

 

財務会計の専門性をもつ2人がある企業の経営状況を分析するとします。

各々が財務諸表を読みとります。

自分なりの分析をします。

お互いに議論をしながら分析を深めていきます。

 

この時2人が行なっていることは財務会計の専門性を用いて企業の業績を認知し、分析し、議論をするという3つです。

 

これは先に言語の役割で述べたことと同じ役割です。

 

補足になりますが、専門性とはそれさえあれば優れた仕事ができるというものではありません。

 

それを基盤として、新しい考察や応用をし、付加価値を生み出していくことこそが優れた仕事なのです。