重み付けをすること
こんにちは。
今日は重み付けをすることの重要性について書いていこうと思います。
僕は小さい頃からあれこれ考えるのが好きです。
幅広く興味を持って思考を巡らすのは良いことばかりだと思っていました。
しかし、この頃頭がパンクしそうな状況にあります。
かつては興味の幅がとても狭かったのですが、興味の幅が広がり、いろんなものに引っかかってしまっていると思われます。
人に与えられた時間は限られています。その時間をどう分配するかで人生は決まります。
ここで例として、受験を出します。
国数社理英の5科目で考えます。
1日10時間勉強できるとします。
A君は5教科に均等に割り振りました。1教科2時間ずつとなります。
これを100日続けると、1教科200時間となります。
B君は全ての時間を数学に費やすとします。
100日経てば数学の勉強時間は1000時間となります。
(簡単のため2人の学力は全く同じとします)
5教科のテストでどちらが点数を取れるかを考えます。
A君は全教科60点ずつを取り、合計300点です。
B君は数学100点、残りは0点で、合計100点です。
受験においてはA君の方が優れています。
しかし、仕事と考えるとどうでしょうか。
B君は数学が誰よりもできるので、クラスメイトが質問しにきます。
これはB君がクラスの誰よりも数学ができるからです。
逆にA君には誰も質問に来ません。
なぜならある1教科においてA君よりできる人が誰かしらいるからです。
今回は国数社理英という単純な例でしたが、社会で求められる能力はもっと多様かつ複雑です。
教科のように綺麗に分けられるものではありません。
仮に金融、メーカー、小売のような業界で分類したとします。
コンサルタントであれば、業界の知識は広く浅くだったとしても、問題解決能力という専門性を磨いているのでこれによって価値を提供します。
商社マンは周りを巻き込んでプロジェクトを進めていくリーダーシップが専門性です。
学生として勉強しているだけなら何でもそつなくこなすだけで良いかもしれません。
しかし、社会人として生きていくためには何らかの価値を与えることが求められます。
そのためには他の人より詳しい、強い分野を持っている必要があります。
平均的に何でもできる人は強く求められることはありません。